2022年4月、オーストラリアのシドニーで World Tourが開催されました。このWorld Tourはコロナでオフラインイベント開催が約2年間開催を見送られたあとの、オーストラリアでの初めてのオンラインとオフライン同時のハイブリッドで開催されたイベントです。
ブこの日、Marketing Cloudについて、イノベーションを利用して人間味のある顧客体験を実現する新機能が発表されました。このテクノロジーを利用して、マーケターはよりパーソナライズされた体験を生み出し、企業が顧客との生涯に渡る関係を築くのに役立ちます。
インフレにより消費者の購買力が低下すると、消費者はより購買に慎重になります。最近発表されたSalesforceの最新年次調査『コネクテッド・カスタマーの最新事情』によると、88%の顧客が「企業が提供する体験は商品やサービスと同じくらい重要である」と回答しています。2020年の80%から増加していることがわかります。商品やサービスを購入者に訴求するために、企業はよりパーソナライズされた、そして一貫性がありスムーズな顧客体験を提供し、顧客との信頼の構築、ロイヤルティの育成に取り組む必要があります。
Marketing Cloud Intelligence(旧 Datorama、以下Intelligence)は、マーケターが分析を統合し、AIによるインサイトを次のアクションに反映させることで継続的に施策を最適化することを支援します。それにより、顧客価値の向上、そして事業の成長が実現されるのです。
このWorld Tourにおいて、Intelligenceについて2つの新機能が発表されました。
Intelligence Reports for Engagement:マーケターはその成果の計測をするためのパフォーマンス指標をメール開封率ではなく、デバイス、クライアント、OS、ブラウザごとにメールパフォーマンスを評価する方式に進化させることができます。
Intelligenceにより、マーケターは1画面に必要な情報が集約され、カスタマイズ可能なUIから、通貨、チャネル、キャンペーン、時系列、ビジネスユニット単位などで簡単に比較し、深いデータセットを探索および分析できるようになりました。マーケターは、市場、キャンペーン時間枠を横断的に見ることで、サービスの新規購入者と継続購入者の獲得単価、顧客生涯価値を分析できるようになります。予算が効率的に使われている施策、無駄に使われている施策を特定し、それに応じて予算計画や戦略を調整することができるようになります。
また今回、Marketing Cloudの製品ポートフォリオは、マーケターが実際に使用している言葉に沿った製品名に変更し、どの製品が何のために必要とされるのかを明確に、わかりやすくしました。
この製品名称変更に伴い、これまでIntelligence製品の最新情報を発信してきた「Datorama Japan」のサイトは閉鎖し、今後の最新情報やお客様事例等はSalesforceのサイトから発信して参ります。製品情報サイトはすでに更新されており、関連するサイトや提供される情報についても今後は「Marketing Cloud Intelligence」として順次更新の予定です。
Salesforceの強力なマーケティングイノベーションにより、企業はパーソナライズされた、つながりのある顧客体験を提供し、顧客との長く続く信頼、そしてロイヤルティを構築することができます。