ホリデーシーズンが本格的に始まりました。デジタルショッピングシーズンの早い段階で信じられないほどの成功を収めた後、消費者は、サイバーウィークエンドを開始するために、かぼちゃのパイを置き、自宅の便利さから離れて買い物に出掛ける準備ができました。(サンクスギビングの結果はこちら(英語))
米国のブラックフライデー(感謝祭翌日の金曜日)は、市場のノイズをよそに、買い物客の購買意欲が強いことが証明され、これまでで最大のブラックフライデーとなりました。ここからブラックフライデーのホリデーシーズンにおけるトレンドの概要をご紹介します。
米国のデジタル収益が過去最高を記録。買い物客はこのブラックフライデーの初期の期待に応えました。ブランドと小売業者は金曜日に72億ドルのデジタル収益を上げ、昨年比14%の成長を遂げました。
マーケティング担当者は、週末に向けて最高のお買い得商品やホリデーシーズン限定商品を宣伝するため、エンゲージメントを維持し続けました。ブラックフライデーに送られたメールの数は感謝祭から17%増加し、SMS(テキストメッセージ)もブラックフライデーから22%増加し、前年比で148%も増加しました。
買い物客の最大の関心である「値引き」について話さなければ、正しいとは言えないでしょう。シーズン序盤には、ブランドや小売業者が大幅な割引で買い物客を引きつけ、中心地から離れた企業の一部は商品価値の60%割引さえ行いました。しかし、ホリデーシーズンの購入者の割引はこれで終わったわけではありませんでした。ブラックフライデーの買い物客は今年、大きなデジタル取引を成立させ、注文が商品価格から平均28%引きとなり、昨年のブラックフライデーの27%から上昇したのです。
しかし、サイバーマンデーを待ち望んでいる買い物客が、このチャンスを逃すでしょうか。端的に言って、答えはノーです。私たちはまだ、サイバーマンデーがデジタル割引最高の日になると予測していますので、クレジットカードをしっかり握っていてください。
買い物客はインスピレーションを得るために携帯端末やソーシャルフィードを利用し、記録的な数の買い物をしました。全デジタルトラフィックの73%がモバイル機器からのものであり、このデバイスにとってさらに画期的な日となりました。しかし、モバイル購入が56%に達し、デバイスがデジタルトラフィックと注文の真のドライバーとしての地位を固めたことで、モバイル注文が真のブレイクアウトスターになりました。
これまでのブラックフライデーでは、買い物客はデジタルショッピングを午前10時をピークに早めに開始し、夕方遅くに戻ってきて(午後7時頃)、より多くのデジタルショッピングを完了していました。しかし今年は、モバイルの使いやすさとアクセス性の向上に伴い、買い物客は買い物の方法だけでなく、買い物のタイミングも選択するようになりました。携帯電話の便利さのおかげで、買い物客が午後の半ばに休憩を取る傾向が弱まったため、ブラックフライデーのデジタル購入は1日を通して、より均等に行われています。
ソーシャルフィードは、最新のスコアを共有する買い物客で賑わっていました。こちらは、11月29日に世界で最も多くのソーシャルコールを集めたブランド、小売業者、製品のトップ5です。
もっとブラックフライデーのデータが欲しい方は、ホリデーシーズンのインサイトダッシュボード(英語)にアクセスしてください。サイバーマンデーの結果をお楽しみに。
小売業者やブランド企業がホリデーシーズンのパフォーマンスをベンチマークできるように、SalesforceはCommerce Cloudを利用している30カ国以上の世界中の5億人以上の買い物客の行動に関するデータとホリデーシーズンのインサイト、Marketing Cloudを利用した何十億もの消費者の取り組みと何百万ものソーシャルメディア上の会話、Service Cloudを利用したカスタマーサービスデータを組み合わせました。その後、より広範な小売業の予測と実績を推定するために、いくつかの要因が適用しています。このホリデーシーズンのフラッシュレポートは、四半期ごとのショッピングインデックス(英語)から派生したものです。