※本ブログは、米国で発表したSalesforce Unveils Super Bowl’s Most Popular Advertisers, Topics and Images on Social Mediaの翻訳版です。

NFLの優勝決定戦である「スーパーボウル」は毎年、全世界の視聴者の注目を浴びようと切望する無数の広告主を引き付けています。最近では、フットボールの試合そのものと同じくらい、試合放映中に流されるコマーシャルにも大きな注目が集まっています。

TwitterやInstagramなどのSNS(ソーシャルメディアネットワーク)上で視聴者がスーパーボウル開催中に放映されるコマーシャルについてつぶやいたり投稿しているのを見ても一目瞭然です。セールスフォース・ドットコムは毎年、スーパーボウル開催中に主要広告主をはじめ、全般に関してどのような言及があるのかを調べています。今回は初めてEinstein Vision for Social Studioを使用し、視聴者が投稿した画像についても調査対象に加えました。

昨年8月に発表されたEinstein Vision for Social Studioは、 Einstein AIによってTwitterやInstagramの画像を自動的に検出・識別し、マーケターが適切に対応できるようにします。マーケターは、ブランド、製品、あるいはサービスが名指しされていなくても消費者が投稿した写真を理解し、消費者にリーチできるようになります。

LIDSがスーパーボウルファンとリアルタイムでつながっている方法 

今年のスーパーボウルはフィラデルフィア・イーグルスが勝利を収めましたが、マーケターは毎年、勝者として君臨しているようです。最終スコアはさておき、米国のスポーツキャップ専門小売企業であるLIDS(リッズ)社は、自社ブランドにとってスーパーボウル当日が極めて大切であることを理解しています。消費者の要求とニーズに寄り添うかたちで対応する同社は、Social Studioを活用し、今回のスーパーボウルに関する話題やコンテンツを通じて帽子好きの消費者を引き付けました。

LIDSはTwitterとInstagramでハッシュタグ「#SBLIDS」をモニターし、自社ブランドに関連して視聴者がいかに試合のことを語り合っているかを把握しました。またこのハッシュタグを使用して、特定のユーザーにギフトカードも提供しました。さらに、スーパーボウルが始まるまでに衣類関連のソーシャルメディアのドラフト投稿を予約しておき、優勝チームに基づいて試合後すぐに配信できるようにしました。

「視聴者がスポーツ中継を楽しむ方法は、10年前と比べて信じられないほど大きく変化しています。スーパーボウルのような全国的な一大スポーツイベントを、TVにくぎ付けになって視聴する一方で、SNSなどのデジタルコンテンツも絶えず利用しています。LIDSにとってそれは、場所を問わず消費者を理解して関わり合うことを意味し、それを可能にしているのがSalesforce Marketing Cloudです」と、LIDSのSVPでマーケティング&Eコマースを担当するジェフ・ピアソン氏は語っています。

「Salesforce Marketing CloudのSocial Studioによって当社は、LIDSの消費者が語っていることに密接に近づき、個人的にコミュニケーションを図って、適切な提案、製品、体験をスーパーボウル開催中およびその前後に提供できます。それは試合結果に関わらず、当社にとって重要な勝利と言えます」

SNSの画像を分析する方法

Salesforce Marketing Cloudは、消費者エンゲージメントを大規模に推進する業界トップのマーケティングプラットフォームです。Salesforce Marketing Cloudの一部であるSocial Studioは、消費者がいかにブランドと関わっているかをマーケターがより深く理解し、パーソナライズされたコミュニケーションや提案、コンテンツをソーシャルネットワーク全体にわたって消費者に提供できるようにします。

Social Studioのリアルタイムのリスニングエンジンは、Facebook、Twitter、YouTube、Pinterest、ブログなど、ネットワーク上のソーシャルメディアでの会話をキーワードや画像にもとづいて識別します。Social Studioがキーワードにもとづいて会話を収集した後、シンプルなダッシュボードで結果が分析され、主要インフルエンサー、ハッシュタグ、感情、最も多く言及された単語などが考察されます。また、Einstein Vision for Social StudioによってTwitterやInstagramに投稿された画像も、ブランドロゴ、風景、食べ物、オブジェクトの4種類から判定し、画像が特定されます。

スーパーボウル開催中におけるソーシャルメディア最大のMVP

セールスフォース・ドットコムは、2018年2月4日に行われた第52回スーパーボウルの当日にSalesforce Marketing Cloudのソーシャルメディアマーケティング製品「Social Studio」を活用し、最も多く言及された広告主、話題になったハッシュタグ、人気のあった食べ物などを明らかにしました。

最も多く言及された広告主

  1. アボカド・フロム・メキシコ(137,073)
  2. ペプシ(#Cindycrawford(シンディ・クロフォード)、38,246)
  3. ドリトス(26,887)
  4. バド・ライト(20,667)
  5. クラフト(9,890)

上記5社の広告主に関して最も注目を集めたハッシュタグ、キーワード、画像は以下の通りです。

ハッシュタグ トップ5

  1. #Guacworld(ワカモレワールド)
  2. #Pepsigenerations(ペプシ世代)
  3. #SpitFire(スピットファイア)
  4. #DillyDilly(ディリーディリー)
  5. #FamilyGreatly(ファミリーグレイトリー)

キーワード トップ5

  1. Guac(ワカモレ)
  2. Truck(トラック)
  3. Food(フード)
  4. Beautiful(ビューティフル)
  5. Sweepstakes(賞金)

画像 トップ5

  1. ペプシの広告のシンディ・クロフォード
  2. ハーフタイムショーのジャスティン・ティンバーレイク
  3. 「Tag Your Bud Knight(バドの騎士をタグ付けしよう)」広告のバド・ライト画像
  4. ドリトスとスプライトの広告のピーター・ディンクレイジとモーガン・フリーマン
  5.  アボカド・フロム・メキシコの広告

Twitterで最も多く言及された事項および画像

ハッシュタグ トップ3

  1. #Guacworld
  2. #Sweepstakes
  3. #Teamtabasco(チームタバスコ)

キーワード トップ3

  1. GuacWorld
  2. TeamTabasco
  3. Trucks

画像 トップ3

  1. ペプシの広告のシンディ・クロフォード
  2. ハーフタイムショーのジャスティン・ティンバーレイク
  3. 「Tag Your Bud Knight(バドの騎士をタグ付けしよう)」広告のバド・ライト画像

 

Twitterで最も多く使用されたロゴと食べ物の写真

ロゴ トップ5

  1. アボカド・フロム・メキシコ
  2. プリングルズ
  3. フィラデルフィア・イーグルス
  4. ペプシ
  5. FOXスポーツ

食べ物 トップ5

  1. チキンウィング
  2. ピザ
  3. リブとグリッツ
  4. ビール
  5. サブマリン・サンドイッチ

Instagramで最も多く使用されたロゴと食べ物の写真

ロゴ トップ5

  1. アボカド・フロム・メキシコ
  2. プリングルズ
  3. フィラデルフィア・イーグルス
  4. ペプシ
  5. FOXスポーツ

食べ物 トップ5

  1. チキンウィング
  2. ピザ
  3. リブとグリッツ
  4. ビール
  5. サブマリン・サンドイッチ

【執筆:米国セールスフォース・ドットコム, ROBERT BEGG】