2017年は、「インスタ映え」が流行語の年間大賞をとり(※1)、国内のInstagram月間ユーザー数が2,000万人に急伸したことも発表されました(※2)。このようにInstagramをはじめ、FacebookやTwitterなどのSNSは、現在、消費者の生活に欠かせないものになっています。
そしてSNSが社会に浸透したことで、いいね!を得るためにモノを買ったり、どこかへ出かけるといった、「承認欲求に起因する消費者行動の変化」が顕著になっています。特にB2C企業にとっては、この消費者のトレンドを把握することは、今後のマーケティングのあり方を考えるうえで非常に重要だといえます。
今回、Salesforceは、消費者のSNSにおける承認欲求について、消費者3,720名へのアンケートを通じて調査を行いました。そして、B2C企業のマーケターやSNS担当者が、消費者との効果的なコミュニケーションを実現するための一助となるべく、「SNSに見る 認められたい気持ち 『承認欲求』リサーチ」というeBookにまとめました。
この調査から見えてきたのは、承認欲求とは、その「強さ(どのくらいのいいね!などの承認がほしいか)」と「ベクトル(『承認の数』を重視するか、『承認の相手』を重視するか)」が人それぞれ違い、それよって利用するSNSの種類や利用方法に特徴が現れるということでした。
また同時に、企業としては、消費者の承認欲求の違いに合わせ、より効果が出るコミュニケーション手法を考える必要があることも明らかになりました。
調査の結果、消費者の承認欲求は、「強さ」と「ベクトル」によって、大きく4タイプに分類できることがわかりました。詳細はeBookにまとめていますが、ここでは4タイプの特徴を簡単にご紹介します。
本調査では、承認欲求がSNSの利用にどのような影響を与えるかについても分析しています。eBookで取り上げた5つのTopicsについて簡単にご紹介します。
B2C企業がSNSを活用する場合、消費者とより深いエンゲージメントを構築するには、各SNSの機能的特徴を知るだけでなく、その先にいる消費者のインサイトや興味関心を理解し、コンテキストに合ったコンテンツをタイムリーに提供することが欠かせません。そういった意味で、今回の承認欲求に関する調査は、消費者のインサイトを理解するうえで、ひとつの指標や材料になり得ると考えます。
この調査結果をまとめたeBookでは、4つの承認欲求タイプや5つのTopicsに関する詳細のほか、承認欲求タイプ別にどのようなマーケティングの打ち手が有効かを解説しています。
また、Salesforceが提供している、SNS上での話題の分析や複数SNSアカウントの投稿管理など、SNSマーケティングに必要なすべての機能を1つのプラットフォームに備えた「Social Studio」についてもご紹介しています。
SNSを活用して消費者とより良い関係を築いていくために、ターゲット層のインサイトや承認欲求タイプをイメージしながら、このeBookをお役立ていただければと思います。
出所:
※1 ユーキャン新語・流行語大賞
※2 開催Facebook社主催イベント「Instagram Day」より