今日の顧客はあらゆるものとつながっており、自分向けにパーソナライズされた体験を期待しています。マーケティング担当者はこれに対応するために、顧客データをスマートに活用し、広告戦略やターゲティング、メッセージ配信を有効に展開する必要があります。従来、デジタル広告の多くは cookie が有効な PC や Web ブラウザを対象に構築されていましたが、今はスマートフォンの時代です。デジタルメディアの多く(54%)がモバイル端末で閲覧されており、そのうちの 90% にモバイルアプリが使用されています*。
*出展: The State or Marketing 2016 by Salesforce Research
モバイルへの対応に加え、CMO は、メール、モバイル、ソーシャル、Web といったマーケティングチャネルなど、一連のカスタマージャーニーを通じてシームレスにチャネル連携できるデジタル広告を求めています。もちろん、サービスや営業で得た情報を反映したカスタマーエンゲージメントも望んでいます。このような広告を大規模に展開するには、あらゆるタッチポイントで顧客の情報を一元的に把握できるソリューションを採用して、よりスマートな1対1のカスタマージャーニーを提供する必要があります。チャネルをシームレスに連携させるこのアプローチは、大きな成果が実証されています。たとえば、Facebook 広告とメールを連携させたケースでは、リーチが 77% 向上し、メールと広告の両方を見た顧客の購買意欲を 22% 押し上げました。
セールスフォース・ドットコムは、Salesforce の CRM データを活用する新たな広告ソリューション、Advertising Studio を発表しました。ユーザーは、本機能を利用することで、LiveRamp、Krux、Neustar、Viant、LiveIntent などのオープンエコシステムを通じて、Google、Facebook、Twitter といった先進的なあらゆるプラットフォームで、よりスマートなデジタル広告を展開できます。
Google の Customer Match API が統合された Advertising Studio では、次のことが可能です。
重要な顧客(過去 7 日間にメールを開封した、ポイントカードを保有している、最近製品を購入した顧客など)やそれに類似する顧客にリーチできれば、顧客の関心事に応じた強力な広告を広く提供できます。また、検索エンジンを利用したマーケティングを、カスタマージャーニーの他の部分と緊密に連携させて展開することが可能です。
2016年5月10日~12日に米国ジョージア州アトランタにて開催されたConnections 2016 で、下記のAdvertising Studio の拡張機能についても発表されました。
Salesforce ソリューションは、あらゆるデバイスにわたるカスタマージャーニーで広告を連携させる手段として、多くのお客様に利用されています。Salesforce ソリューションを利用することで、お客様は下記を実現することができます。
また、下記も可能となります。
セールスフォース・ドットコムには、デジタル広告を牽引し、革新してきた実績があります。あらゆる大手オーディエンスプラットフォームと連携しており、Facebook とは、広告テクノロジー、コンテンツマーケティング、コミュニティマネジメント、オーディエンスオンボーディングの分野で、マーケティングパートナーの関係にあります。また、インスタグラムの広告プラットフォーム、Twitter の Ads API プログラム、LinkedIn の スポンサードアップデート・プログラムのほか、新たに発表された Google の Customer Match プログラムの立ち上げパートナーでもあります。