北海道でSalesforceのコンサルティングパートナー企業、KLever株式会社を経営する長谷川 慎 氏。自身の出身地でもある北海道の魅力をこう語る。
「四季がはっきりしていて様々なアクティビティが楽しめますし、食べ物も美味しいです。道民性というべきでしょうか、他県の人たちにも非常にフレンドリーで住むも良し、観光に来るも良しの非常にいいところだと思います。ビジネス面でも同じで、新しいものに寛容な風土はあると思いますね」
そんな長谷川氏がSalesforceと出会ったのは6年前に入社した清掃会社だった。
「Salesforceの第一印象は、本当にきめ細かいところまで設定できて、これは会社にとって有益なツールだな、と。プログラムなどの専門的な知識がなくても、ドラッグアンドドロップで思い通りのものが簡単に作れます。
例えば見積書、請求書、承認稟議書など企業によって少しずつルールや書式が違うものが、それに則って自由にカスタマイズできる、この辺りは本当に便利でしたね」
2017年Salesforce活用自慢チャンピオン大会出場時
(後列右から2番目が長谷川氏)
ツールの便利さだけでなく、学習ツールが充実しているのもSalesforceの魅力だと長谷川氏は語る。
「Trailheadという学習ツールがあるのですが、これは時間、場所を問わずにSalesforceについて学べるので重宝しました。私はトイレやお風呂で勉強したこともありました。学習に役立つだけでなく、新機能などの追加もTrailheadを見ていればすぐにキャッチできるので、スキマ時間が出来たらいつもTrailheadを眺める癖がつきました。
またユーザ会といって、Salesforceのユーザー同士で集まる勉強会も開催されていて、積極的に参加しました。
Trailheadの自学自習と違い、実際に他社でSalesforceがどう運用されているのか、そういったノウハウが共有される場なので生きた情報、経験が得られますし、参加者の皆さんがとにかく仕事を楽しくやってる印象です。前向きでイキイキと取り組んでいる姿を見て、とても良い刺激を受けました。ユーザ会に参加した意義としてはこちらのほうが大きいかもしれません」
こうしてSalesforceの構築専門の会社を起業することを決心した長谷川氏。
「北海道は東京などと比べると企業内のIT化が遅れています。いまだに書類文化が残っていたり、もっと業務を効率化できる部分が残されています。
Salesforceは素晴らしいツールですし、地域のビジネスコミュニティにもっと知ってもらって、仕事をラクに、そして楽しんでもらえるように、という思いでKLever株式会社を起業しました。
今はコロナ禍もあり、リモートワークや電子署名など企業内の電子化という側面では追い風です。危機感を持っている企業も多く、徐々にSalesforceが受け入れられ広がっている実感もあります」
Salesforceと出会ってからわずか2年で起業し、最近はYouTubeでSalesforceの使い方やTIPSを発信するなど次々と新しいことに挑戦する、そのモチベーションを尋ねてみた。
「とにかく新しいことに挑戦するのが好きなんです。YouTubeもその一環ですね。日々Salesforceの使い方などを更新して、皆さんにもっとSalesforceを身近なものに感じてほしいと思い始めました。
コメントでは国内だけでなく海外のユーザーさんからも質問をいただいていて、それに答える動画を出したりと積極的に活動をしています。
YouTubeがきっかけで県外のクライアントさんから声をかけていただいたりと、会社の営業にも繋がっていますね」
北海道の地域コミュニティから始まり、いまや国内に留まらず海外のユーザーにとってもTrailblazerとして活躍する長谷川氏にTrailblazerとはどんな人なのか、そして今後Salesforceに触れる人たちへのアドバイスを聞いた。
「Trailblazerは前向きに行動する人たちです。これは私がユーザ会で出会ったTrailblazerの方々から感じたことでもあります。私自身、Salesforceに出会って前向きに明るく仕事に取り組めるようになりました。
そして、これからSalesforceに触れる方へ、Salesforceは筋トレと同じです。少しずつでも毎日続けることで徐々に理解度があがっていくものなのです。なので1日5分でもかまわないので毎日Salesforceに触れること、これが必ずあなたの力になります」
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