キャリアと子育ての両立に悩んでいたときSalesforceに出会った

陳腐な言葉に聞こえてしまうかもしれないが、南 薫 氏にとってSalesforceとの出会いは人生を180度変えてしまうような出来事だった。
 

仕事と子育ての両立のため10年勤務していたWebデザインの会社を退職することになった当時の心境を南氏はこう振り返る。

「業界的に残業も多く、時間の融通も利かなかったため、子育てのことを考えると仕事を変えざるを得なくなりました。時短で働けるコンサルティング会社に派遣社員として再就職をしましたが、いままで積んできたキャリアを捨ててしまったことや、子育てのストレスなど、精神的にも辛い時期でしたね」
 

社内でSalesforceを導入することになった時に担当者として選ばれた時も不安があったという。

「マーケティングやカスタマーサービス向上の部署で働いていたのですが、システム関係は門外漢だったので正直多少の不安はありました。SFAやCRMというものに関しても漠然としたイメージはありましたが、具体的にはどんなものか理解していませんでした。

ただ新しいことに挑戦できるチャンスだと思い、前向きに取り組もうという気持ちでしたね。

実際触ってみるとSalesforceは非常にユーザーに寄り添ってくれるシステムで、Salesforceの担当の方が親切だったこともあってすんなりと導入することができました。

ただ、社内に浸透させるのには少し苦労がありました。Salesforceに触れる前の私がそうだったように、このシステムで具体的にどう仕事が効率化されるのか、というイメージが湧かなかったのだと思います」

 

コミュニティの存在が、スキル面でもメンタル面でも支えになった

そんな時助けになったのがコミュニティの存在だった。

「Salesforce界隈はコミュニティの交流が活発でそれにも助けられましたね。システムの使い方など技術面の相談はもちろんのこと、社内にはSalesforce担当が私1人だったのでちょっとした相談をすることすら出来ませんでした。

でもコミュニティには私と同じような境遇の方たちがたくさんいて、そこで悩みを共有できたというのが問題解決の手がかりになっただけでなく、精神面での負担軽減にも繋がりました」

 


Salesforce World Tour開催時のCommunity Leadersの皆さんと一緒に

 

親身に相談に乗ってくれる先輩Trailblazerたちの姿をみて南氏自身の考え方も変わっていったという。
 

「Trailblazerはギブアンドテイクではなく、自分の利益をあまり考えずにギブしてくれる、そんな方々です。そのマインドを取り入れて社内のシステム導入にも活かしました。

Salesforceを活用するメリットをわかりやすくプレゼンしたり、現場の人の話を直接聞きに行ったり、システムを活用して成績をアップさせた人を社内で紹介したりと、とにかくSalesforceを使ってもらえるように発信を続けました」

 

Salesforceと出会いキャリアとスキル、そして自分への自信を取り戻した

結果南氏の努力が実り、社内のSalesforce導入は成功、実績が認められフルタイムへと勤務形態が変わった。さらにはその経験をSFUG CUP 2020 全国活用チャンピオン大会で発表し、それがきっかけで転職に成功するなどキャリアアップにも繋がった。

キャリアアップ、スキルアップはメンタル面にも良い影響があったそうだ。

 


SFUG CUP 2020出場時

 

「Salesforceはクラウドシステムなので、働く場所を選ばないというのが大きかったですね。在宅で仕事をすることが出来ることもあって子育てとの両立が上手く回り出しましたし、スキルアップすることもできました。

おかげで10年働いたキャリアを捨てて別業界に飛び込んだ時に失ってしまった自分への自信を取り戻せました。

キャリアアップに関しても、10年前の私だったら『失敗したらどうしよう』、という気持ちから踏み出す勇気がなかったかもしれません。

でもいまは自分のスキルに、自分自身に自信が持てるようになったので『もし失敗しても次があるから大丈夫』と前向きに挑戦できるようになりました。

本当にSalesforceとの出会いに感謝です


Trailblazerは見返りを求めずに与え続ける

最後にTrailblazerとはどんな人なのか、自分が今後Trailblazerとしてどんなことをしていきたいのか伺った。
 

「Trailblazerは見返りを求めずに皆の成長ためにいろいろなことを与え続けてくれる存在だと思います。

私がそうしてもらったように、今後は私が皆さんに与える存在になっていきたいです。

そして私と同じようにキャリアと子育てのバランスで苦しんでいる人たちも、Trailblazerの中にはロールモデルになる方々がたくさんいるので、不安におもっていることをどんどん相談して、その人自身の道を切り開いていってほしい、そう思います」





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