※この記事は、2021年11月5日に公開した記事ですが、イベント開催後の情報を追加更新した上で、2022年2月1日に再度公開しました。
12月9日、10日に開催された「Success Anywhere World Tour」。約2年ぶりの年次イベントWorld Tour がオンラインイベント帰ってきました。今回も豪華なゲストスピーカーと60を超える事例セッションで構成された2日間で見どころ満載。1万名を超えるお客様にご参加いただき、大盛況のうちに終了しました。(見逃してしまった方はブログ記事にてお楽しみください。)
さて、「Success Anywhere World Tour」の構成要素のひとつに「企業価値を高め持続可能(サステナブル)な社会を創る」というテーマがあります。「ダイバーシティ&インクルージョン」や「サステナビリティ」など多様化する社会と地球に対して、私たちができることは何か、企業が貢献できることは何かといった、私たちが踏み出すべきNext Actionについて、そしてSalesforceの環境問題への取り組みについて、本ブログでは深掘りしてみたいと思います。
最後に、イベントで実施した植樹キャンペーンの結果についてもご報告します!
10月31日にイギリスで開幕した「COP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)」では、地球温暖化から生じる自然災害や海面上昇など、地球の生態系や私たちの経済活動に影響を及ぼすさまざまな問題に対策を講じるため、約200の国と地域の代表とともに議論が進められています。「地球温暖化」は長期的かつ多くのステークホルダーとの連携が必要な深刻な問題です。私たちの身の回りでも年々気温上昇を体感するようになりましたが、米ロサンゼルスでは50℃近い気温に熱波による山火事など、経済活動にも大きく影響を及ぼしています。各国の温室効果ガス削減を推し進めるとともに、森林を復活、成長させる活動が何よりも重要課題となっています。その重要性が認識されず、火事、森林伐採、その他、人間の活動による体系的な破壊によって、世界の森林のほぼ半分がおおよそ過去100年以内に失われたのです。SDGs(持続可能な開発目標)のアクションプランとしてあるように、いま私たちが行動に移す必要があります。
昨年、Salesforceは世界経済フォーラムとともに「1t.org」プロジェクトを打ち出しました。「1t.org」は、2030年までの10年を「生態系回復の10年間」としてさまざまな活動を支援する団体です。失われてきた生態系の回復を世界規模で行い、気候危機に立ち向かい、食の安全性を高め、きれいな水を供給し、地球の生物多様性を保全することを目標としています。その中でSalesforceは私たち自身の目標も設定しました。それは「2030年までに10年の終わりまでに1億本の木の保護、回復、成長を支援すること」です。2020年に1億本の樹木という目標を発表して以来、Salesforceは2年足らずで4,300万本以上の樹木に資金を提供しています。
日本企業も環境問題に乗り遅れるわけにはいきません。2020年10月に、日本政府は、「2050年までにカーボンニュートラル(脱炭素社会)の実現を目指す」ことを宣言。企業や自治体においても経営課題のひとつとなっています。「Success Anywhere World Tour」2日目クロージングセッションでは、「カーボンニュートラルの未来 ~今こそ企業が取組むべきこと~」と題し、株式会社丸井グループ 代表取締役社長 代表執行役員 CEO 青井 浩 氏、ザボディショップジャパン株式会社 代表取締役社長 倉田 浩美 氏、そして、弊社セールスフォース・ドットコム 代表取締役会長 兼 社長 小出 伸一が、カーボンニュートラルに向けた取り組みと、流通・小売業界におけるサステナブル経営について考察し、将来の事業環境変化を見越して、企業価値を高める方法について議論いたします。(オンデマンド配信はこちら)
また、本セッションには日頃から環境問題に深い関心を持ち、環境問題をテーマにしたフェスや気候変動の解決を訴える学生主催のイベントなど、さまざまな活動に積極的に参加されている一青窈 氏をゲストとしてお迎えする予定です。
11/11(木)・11/12(金)に開催された「Success Anywhere World Tour」では、イベントにご参加いただいた後に、イベントに対するご意見やご感想をいただきたく簡単なオンラインアンケートを実施(3分程度)。いただいたご意見やご感想は、今後のカスタマーサービスに活かすとともに、感謝の気持ちを少しでも地球に還元するため、Global Forest Generation(英語)への寄付を通じて、1アンケートあたり1本の苗木を植える活動を支援することにしました。近年喫緊の課題となっている気候変動への対策として、5,000本の木を植えることを目標として掲げた本キャンペーン。イベント初日からアンケート回収期日までの9日間で、5,759件もの回答が集まりました。このプログラムを通じて、Salesforceが地域のリーダーやコミュニティとのパートナーシップにより大規模な森林保全活動を行う非営利団体Global Forest Generationへ$14,000の寄付を行い、Acción Andina(英語)イニシアチブを通じて約6,000本の木を植樹する予定です。アンケートにご協力いただいた皆さま、SNS等での情報シェアにご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。
私たちはこれからも社員やお客様、パートナー、コミュニティの皆さまと協力しながら、あらゆる活動を通じて地域社会に貢献し、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでまいります。