Salesforceは、1999年の創業以来、社会貢献をビジネスモデルの一部に組み込み、積極的に取り組んできました。
「本当にすばらしい企業は、従業員、お客様、パートナー、株主、私たちが暮らすコミュニティ、そして私たちを支える環境すべてに関心があります」Salesforceの創設者であり、会長兼 co-CEO(共同最高経営者)のMarc Benioffはこう語ります。「ビジネスの本分は世界をより良い場所にすることなのです」。
このたび、Salesforceは「2018年度ステークホルダーインパクトレポート」を発行しました。このレポートでは、社会や地球環境にプラスの影響を与えられるよう取り組んできた、私たちの活動をまとめています。私たちは常に現状を変え、企業市民として新しい規範を形づくるべく、活動を続けています。
昨今、かつてないほどに企業が率先して地域社会や環境の課題に取り組む必要性が高まっています。私たちは、この1年間の成果を誇りに思っています。そして、周りの人たちに長期的かつ前向きな変化を促し、協力していくために、私たちの取り組みを共有できることをとても嬉しく思います。
2018年度は、5,000社を超える企業が当社の後に続いて、コミュニティ強化に向けて就業時間の1%、製品の1%、株式または利益の1%を提供するPledge 1%に署名し、自らの組織をプラスの変化をもたらすプラットフォームへと変えています。創業以来、SalesforceおよびSalesforceの社会貢献活動組織は2億ドルを超える助成金を提供し、3万4,000を上回る非営利団体に無料または割引価格でテクノロジーを提供してきました。またSalesforceの従業員は、260万時間以上をボランティア活動に費やしています。
より平等でサステナブルな世界への道に終わりはありません。私たちは日々コミットメントを維持し、刷新していく必要があります。それでも、私たちの「Ohana」、つまりお客様や従業員、パートナー企業、そして地域社会のみなさまと共に私たちの価値に沿って役割を果たし続けていれば、次世代のためにより平等で豊かな世界、持続可能な世界を築くことができるはずです。
2018年度ステークホルダーインパクトレポートにおいて、特に重要な分野は次のとおりです。
環境における平等は、「環境に優しい世界」を創造するだけではなく、誰もがクリーンな空気、エネルギー、水を平等に利用でき、より公正で公平な世界を構築することです。 2018年度は、温室効果ガス排出量実施ゼロを達成し、すべてのお客様にカーボンニュートラルなクラウドを提供しました。さらにSalesforceは、全オフィススペースの64%にグリーンビルディング認証を獲得済み、または認証獲得を目指しています。世界で最もサステナブルなビルの1つとなる見込みのサンフランシスコのSalesforce タワーにおける環境に配慮した取り組みは、これからも続けていきます。Salesforce タワーは、LEED V4 プラチナ認証(企業向け内装)プロジェクトで最高ポイントを獲得する見込みで、米国の商業用高層ビルで最大のオンサイト水循環システムを備えています(これにより、年間で700万ガロンを上回る水を節約できます)。
Salesforceは、未来の仕事のためのトレーニングや雇用に関するさまざまなプログラムを通じて、人材育成に取り組んでいます。その方策の一つがSalesforceが提供するインタラクティブな学習プラットフォーム Trailheadです。Trailheadは、50万人以上の人々が、急激に変化するデジタルエコノミーで成功するために必要なスキルを習得できるよう支援してきました。また、新卒者の採用や、コンピュータサイエンスカリキュラムを通じた初等・中等教育、および何千人もの退役軍人とその配偶者のためのトレーニングにも力を注いでいます。
私たちは日々、お互いの信頼を守るために努力しています。この信頼こそが、あらゆる人に平等と機会を与えるべく取り組んでいる私たちの基盤です。 だからこそSalesforceは、これまで870万ドルを投じ、「Equal Pay Assessment(同一賃金評価)」に沿って従業員が男女の区別なく同一労働同一賃金の適用を確実に受けられるようにしています。
世界によりよい変化をもたらすための私たちの取り組みやイニシアティブについて、詳細は、2018年度ステークホルダーインパクトレポートをご覧ください。
※ 本ブログは、米国で公開したSalesforce is Blazing a Trail Toward a Better, More Equal Worldの抄訳版です。