※本ブログは、米国で発表したIntroducing New Einstein Voiceの翻訳版です。
セールスフォース・ドットコムはNo.1 CRM企業として、長年お客様の成功を支援してきました。詳細なリアルタイムデータをSalesforceに取り込む作業は、いまやあなたの想像以上に簡単に行うことができるようになりました。Salesforceに話しかけると、AIがその情報を最大限に活用してくれるとしたらいかがでしょうか。これを実現するのが、Einstein Voiceです。
この種のテクノロジーに対するニーズは確かに存在しているのです。米国の調査会社であるcomScoreによると、2020年までにはすべての検索の50%が音声検索になるとも予想されています。
ここで役立つのが、Einstein Voiceです。
たとえば、外出先で顧客と実りあるミーティングを行うことができて、すぐにSalesforceに情報を反映したいものの、別のミーティングに急がなければならない場合、テキストやメールをチームに送信したり、オフィスに戻ってから活動メモを手動で入力したりする代わりに、Einstein Voiceを使用してSalesforceモバイルアプリに向かって口頭で情報を更新できるのです。Einstein Voiceは、関連するレコードをインテリジェントに探し出し、自動的に該当するレコードの項目に最新情報を入力してフォローアップタスクを作成し、チームメイトに通知します。
Einstein Voiceはこれまでの常識を覆す画期的な機能です。データ入力がさらに簡単に、迅速にできると、営業担当者はより多くの情報をSalesforceに入力できます。また場所を問わず更新できるため、記憶が鮮明なうちにSalesforceを更新できます。これにより、営業マネージャーはリアルタイムの情報をもとにした洞察を得ることができ、営業担当者は効率性と生産性を向上できるなど、誰もがメリットを得られるのです。さらに、Salesforce EinsteinはSalesforce Platformに組み込まれているため、より多くのデータを処理でき、よりスマートな予測や提案が可能になります。
具体的な仕組みをご説明しましょう。ユーザーがメモを口頭で述べると、Einstein Voiceはその音声データを書き起こし、自然言語理解モデルによって、Salesforceのさまざまなレコードの項目にどのような種類の更新が必要なのかを分類します。その後、入力内容を抜き出して標準化し、必要な項目のフォーマットに適合させます(所定の商談の完了予定日や商談金額など)。また、ビジネスを行う場合には、個々のアクションがビジネスに及ぼす影響だけではなく、次にどんなアクションが必要になるかも考えておかねばなりません。そうした場合は、Einstein Voice Assistantが「翌月」などの用語を理解して「タスク」を作成し、適切な時期にSalesforceから担当者にリマインダーが送られるのです。ユーザーの生産性を向上させる、このEinstein Voice Assistant機能は、レコードにイベントを記録し、すべての関連する連絡先をそのイベントの詳細に追加しておくだけで利用できます。
新機能であるEinstein Voice Assistantは、口頭でのSalesforceの更新や、AIを利用した業務を可能にします。またEinstein Voice Botsにより、企業は、各企業がブランディングした音声チャットボットを構築して、あらゆるスマートスピーカーを通じてエンドユーザーとコミュニケーションすることを可能にします。Salesforceと利用者の間に、新たな時代をもたらす音声機能。これにより、当社は、お客様に新次元の生産性向上を届けることができるのです。
※Einstein Voiceの日本語への対応時期は現時点では未定です。