毎年4月は、Earth Month(地球のことを考える月間イベント)です。

昨年、Salesforceの社員が64もの外部団体と協力し、1か月間で3,000時間を超えるボランティア活動を行いました。6,000名以上の有志社員で構成される環境保護活動ボランティアチーム「Earthforce」が世界各地で実施したアースデイプログラムは25を超えます。

今年、Salesforceは世界中のOhana*1に対し、昨年の環境に対する取り組みを上回る行動を起こそうと呼びかけています。

特に以下の3つを中心に人と地球に貢献したいと考えています。 

  1. 教育: Earthforceは、エネルギーやゴミ、食糧などさまざまなトピックについて社員を啓発するキャンペーンを世界中で展開しています。 例えば、世界各地でアースデイキャンペーンを行い、その中でSalesforce独自の環境に対する取り組みとその進捗(英語)を社員が再認識する機会を作っています。

  2. コミュニティでのボランティア活動: 今年は、地球環境を守るためのボランティア活動を1人1時間以上実施するよう推奨しています。日本においても多くの非営利団体と協力しながら、多くの社員が環境保護のためのボランティア活動に参加しています。また、4月21日(土)、22日(日)に東京代々木公園で開催される「アースデイ東京2018」に特別協賛し、子どもたちがプログラミングを体験できるキッズコーディングブースを出展します。当日は、幼児から中高生向けまで様々なレベルに合わせ、iPadでゲームをしながらプログラミングを学べるワークショップをご用意していますので、よければぜひお立ち寄りください。

  3. 行動を起こす: 環境における平等化を支援する方法は数多くあります。 Salesforceの社員は、Drawdown EcoChallenge(英語)で教えたり、プロジェクトに参加したりして行動を起こしています。Drawdown EcoChallengeとは、地球温暖化に対する最も現実的な解決策100項目の実施を目指す公共活動です。

*1Ohana(オハナ):家族を意味するハワイ語。Salesforceでは、社員やお客様、パートナー、地域社会など、家族のような信頼関係と絆で結ばれた仲間をOhanaの一員であると考えています。

 

Salesforceが取り組みを行う理由

健全な地球環境は、Ohana全員の健康と密接につながっています。 気候変動は人類の課題であり、個人・企業・都市・国のすべてに影響を及ぼします。そしてその影響は世界で一番弱いコミュニティに最も重くのしかかり、不平等を拡大することを私たちは理解しています。

環境の平等化とは、単に「地球にやさしい社会」を作ることではありません。 誰もがクリーンな空気やエネルギー、水を利用できる平等な社会を築くことです。 未来の世代とコミュニティが、真に繁栄する上で必要な天然資源を利用できる社会にしなければなりません。

最近の出来事を見ると、気候変動の影響により自然環境が劇的に変わり、取り返しがつかないほど人々の生活を破壊しています。 海面上昇が島に住む人々を脅かし、 干ばつによって移民の数が増加しています。移民手続きの課題は、今後も向き合っていかなければならないでしょう。 汚染水の問題は、生活圏内のインフラや家族の安全衛生に不安をもたらします。 なかなか収まらない激しい嵐や山火事によって、近隣住民は眠れない夜を過ごしています。 気候変動にきちんと対策できれば、人権や平等の課題解決につながります。

しかし残念ながら、これらの課題の多くは早急な対策が講じられているとはいえません。

そして環境に対する変化は、一朝一夕に起こるものではなく、1社の力だけで起こせるものでもない、ということをSalesforceは理解しています。 環境に良い影響を持続的に与えるには、協力して取り組む必要があります。 個人や企業、地方自治体、政府機関が連携し、コミュニティが直面している課題を解決しなければなりません。 未来のために、持続可能でより良い解決策を共に推進していきましょう。

Salesforceの環境に対する取り組みについては、こちら(英語)をご覧ください。 下水処理水の再利用システム(英語)の導入や、再生可能エネルギーに対する取り組み(英語)カーボンニュートラルなクラウドの提供(英語)など、最近の取り組みについてご確認いただけます。また、Salesforceが創業時より実践している、ビジネスと社会貢献を統合した1-1-1 モデルについて、詳しくはこちらをご覧ください。

 

本ブログは、本社で発表された「Celebrate the Place We All Call Home this Earth Month」の抄訳です。