営業担当者向けに「営業のデジタル化」を支援するセールスフォース・ドットコムの新ソリューション「Einstein High Velocity Sales Cloud(アインシュタイン ハイ ベロシティ セールス クラウド)」をご紹介します。Einstein High Velocity Sales Cloudは、営業支援アプリ「Salesforce Sales Cloud」と最新のAIテクノロジーを組み合わせることで、営業のデジタル化を実現し、インサイドセールス担当者が効率よくスピーディに営業活動をできるようサポートします。
さらに、オンライン上でインタラクティブにSalesforceについて学ぶことができるラーニングプラットフォーム「Salesforce Trailhead(トレイルヘッド)」を提供することで、営業担当者のスキルアップや将来のキャリア形成を支援します。
昨今のデジタルテクノロジーの広がりは、営業の姿を変えました。客先への移動に費やすより6倍以上の時間をPCのスクリーン上に費やしています。Eメールやメッセンジャーなどのデジタルチャネルを活用した営業活動によって、その生産性は飛躍的に向上し、より多くの見込み客や顧客とつながることができるようになりました。デジタルチャネルで自動的にキャプチャした顧客とやり取りし、その履歴情報をもとに、企業は機械学習や自然言語処理などの最新のAIテクノロジーを活用することで、顧客の動向を見極め、次にとるべき最適なアクションの推奨を受けることが可能となり、飛躍的に生産性を向上させています。
多くの営業担当者は、営業活動を成功に導くツールを持たず、トレーニングを受けることもできていません。営業支援(SFA)の市場をリードするセールスフォース・ドットコムは、昨年より先進的なAIテクノロジーを民主化した「Einstein」を営業活動向けに提供するなど、業界のデジタル変革を先陣を切って推し進めてきました。さらに、Trailheadという教育用ツールも提供しています。
これらの先進テクノロジーや教育ツールによって、新しくインサイドセールスを担当することになった人や大きな営業組織でベテランと呼ばれる営業担当者まで、誰もが生産性を高め、成約率を高めることができるようになります。
一つのプラットフォームからあらゆる顧客情報へのアクセスを可能にするのが、Einstein High Velocity Sales Cloudです。営業のデジタル化によってあらゆるレベルの人がインテリジェンスを得て、成約率を上げていくことができます。この新機能により、営業担当者は、最も確度が高いリードを簡単に見つけ出し、煩わしい手作業を軽減しながら、より多くのパイプラインを創出することが可能になります。Einstein High Velocity Sales Cloudの機能は、以下のとおりです
機械学習やディープラーニングのテクノロジーを活用して、購入につながる可能性が高いリードを優先的に表示します。見込み客が住んでいる場所や購入履歴、役職といった情報を自動的に拾い出すだけではなく、購入の可能性が非常に高いリード情報を営業担当者の画面に表示させることができるので、販売サイクルを加速させることができます。
EメールやカレンダーをSalesforce Sales Cloudと連携し、自動的に顧客とのやり取りをキャプチャすることができるため、これまで毎週、何時間もかけて手作業で行っていたデータ入力作業から営業担当者を解放します。さらに、Einstein Activity Loggingには、顧客ごとにカスタマイズしたEメール返信用のテンプレートやカレンダー管理が含まれているので、1クリックで返信やスケジュール設定ができるようになり、営業担当者はデスクワークではなく、 見込み客との関係構築に時間を費やすことができます。
パーソナライズされた作業スペースをコンソールの一画面にまとめることで営業担当者の生産性を高めます。このコンソールはLightningテクノロジーにより柔軟性を備えていることから、企業は必要に応じてLightning Sales Consoleを自在にカスタマイズすることが可能です。さらに複数のアプリを行き来する必要がなく、すべてLightning Sales Console内で販売プロセスのガイドに従うことで、購入の可能性が高いリードを迅速に見つけることができ、案件の進捗をトラッキングできるようになります。
画面上にあるアクションバーからワンクリックするだけでダイアラーが稼働し、インサイドセールス担当者は見込み客にスピーディに連絡を取ることができます。また、Lightning Sales Consoleの画面上から新しい見込み客の電話番号をクリックするだけでつながることができるなど、価値の高いデータと生産性の高いツールを活用して、次々とリードにアプローチすることができるようになります。
最適なリードに最適なタイミングでつながることができるようになります。例えば見込み客が会社のWebサイト内にある製品ページを頻繁に閲覧している時に、担当者はリアルタイムで見込み客とのエンゲージメントを推奨するお知らせをLightning Sales ConsoleやSalesforce1 モバイルアプリで受けとります。さらに担当者はそれぞれの見込み客がこれまでWebサイトでどのページを閲覧していたか、配信したEメールマガジンでどのリンクをクリックしたか、といった情報を確認することができます。そのため、購入者のエクスペリエンスを向上するだけではなく、リードからクローズまでを迅速にし、成約へ結びつける比率を高めます。
Salesforce AppExchangeは、地図とスケジュールを連携し訪問営業を加速するUPWARDや、面倒な名刺情報の登録を自動化するSmartViscaといった数々の業務プロセスを管理するためのパートナーソリューションやアプリ、コンポーネントを提供する活気あるエコシステムを具現化したマーケットプレイスです。上記のLightning Consoleは、お客様がビジネスに必要とする最適なソリューションをあるいはパートナーが開発したものを問わず選択し、簡単に連携することを可能にし、スピーディーな営業活動体験を実現します。
Trailheadは、セールスフォース・ドットコムが提供するゲーミフィケーションを取り入れたインターアクティブなラーニングプラットフォームです。これを活用することで、誰もがこれからの働き方に合った仕事をするためのスキルセットを身に着けることが可能となります。Trailheadは、「教育の民主化」を目指して開発されたもので、誰もが自由に、場所を問わず、Salesforceを使い始めるためのガイダンスを提供します。グローバルで2014年に提供を開始して以来(日本語での提供開始は2015年からスタート)、Trailblazer(トレイルブレイザー)は、通算200万種類を超えるバッジを獲得し、需要のある仕事のスキルセットに直接繋げることができています。事実、Indeed社がまとめた、2017年度の米国における「これからの仕事ベストトップ10 (Top 10 best jobs of the future)(詳細はこちら(英語))」のうちランクインした2つの仕事がSalesforce Economy(4位:Salesforce Administrator、6位:Salesforce Developer)に関わる仕事とされています。