Markting Cloud の全機能を統合して、顧客との関係におけるあらゆるモーメントをより簡単につなげるための私たちの取り組みをご紹介します。また、私たちのソリューションがこのビジョンをどう実現するのかを、明確で分かりやすい言葉でご説明します。

私は、セールスフォースで最高の仕事をしています。私は、Marketing CloudとCommerce Cloud全体で、イノベーションを構築し、お客様に提供する素晴らしいチームを率いています。

そのイノベーションの中で、私たちはデータを最も重要なものと考え、あらゆるマーケティングの瞬間において顧客を中心に据えるべきであると考えてきました。刻々と変化するマーケティングの状況に応じて自ら変革する中で、「何を」だけでなく「なぜ」を共有し、当社の製品戦略がお客様にとって何を意味するのかを理解していただくことは非常に重要です。

今週シドニーで開催されるSalesforce World Tourでは、次世代Marketing Cloudのビジョンを共有し、その機能を説明する新しい製品名を紹介します。

 

 

 

新しいMarketing Cloudのビジョンと製品名

ブランドにとって、顧客との関係は一瞬一瞬で形成されます。この一瞬一瞬をつなぎ、お客様のニーズを先取りするための競争は日々厳しくなっています。

次世代のMarketing Cloudは、データ、チーム、テクノロジーを結集し、お客様をより深く理解することを支援します。そして、AIによって強化されたその知識を使って、大規模かつリアルタイムに、顧客とのやりとりをパーソナライズし、そしてそれを継続的に改善することができます。

次世代 Marketing Cloud には以下が含まれます。
 

  • Customer Data Platform(旧 Salesforce CDP)は、唯一の信頼できる情報源を作成することで、お客様を理解し、関連性のあるエンゲージメントを実現します。

  • Personalization(旧 Interaction Studio)は、顧客や見込み客一人ひとりに合わせたリアルタイムのレコメンデーション、オファー、体験を提供し、顧客にとって関連性の高い体験を実現するのに役立ちます。

  • Engagement(旧 Messaging/Journeys):メール、モバイル、広告、ジャーニービルダー用の製品で構成され、統合されたデータとAIを活用して、お客様が選択したチャネルで、お客様とのつながりを深めることができます。

  • Account Engagement (旧 Pardot)は、リード、バイヤー、アカウントを中心にマーケティングとセールスを連携させ、より迅速に取引を成立させることを支援します。

  • Intelligence(旧 Datorama)は、アナリティクスを統合し、AIインサイトを活用して、顧客価値と成長を向上させる成果を継続的に最適化することを支援します。

 

なぜ今変革が必要なのか

80%の消費者が、企業が提供する体験は、今やその製品やサービスと同じくらい重要であると回答しています。マーケティング担当者は、イノベーション、リアルタイムのやりとり、クロスチャネルの統合、ROI、コラボレーションなどを最優先事項として、このことに注目しています。

顧客の信頼とロイヤリティを高め、感動的な瞬間をどのように作るかを考えるとき、1つのチャネルやテクノロジーよりも、完全でシームレスな体験が重要になります。私たちの仕事は、「感動」の背後にある「方法」を提供することです。そのために私たちは、データ、パーソナライゼーション、エンゲージメント、インテリジェンスを連携したソリューションに進化させ、私たちとお客様との距離を縮め、お客様自身も顧客との距離を縮められるようにしています。

これらの新しいソリューションは、私たちの製品ビジョンの核となる3つの価値を反映し、その実現を支援します。
 

  1. 容易性 - Marketing Cloudのポートフォリオは、マーケターが既に使用している言葉や用語に沿ったものとなっているため、機能と価値をより理解しやすくなっています。例えば、多くのマーケターは、「Interaction Studio」ソリューションではなく、リアルタイムのパーソナライゼーション(Personalization) の機能と価値を求めています。

  2. 統一性 - 新しい名称は、Marketing Cloudを統合し、顧客に関するデータ・ファーストの戦略を持つ統一プラットフォームにするという当社の戦略に沿ったものです。例えば、昨年は、カスタマーデータプラットフォーム(Customer Data Platform)、パーソナライゼーション(Personalization)、エンゲージメント(Engagement)、インテリジェンス(Intelligence)を連携する機能をリリースし、インテリジェンスをエンゲージメント上に直接組み込んでいます。

  3. 柔軟性 - これらの分野すべてにわたって革新することで、現在利用可能な機能だけでなく、将来的に提供される機能も柔軟に表現できるようになります。例として、WhatsApp と Snapchatは、メール、プッシュ、SMS、その他の広告を補完する、顧客との新しいエンゲージメント方法としてこの 1 年で追加されました。

 

変化を受け入れる - たとえ困難であっても

変化することは難しいものです。特に、世界で最も素晴らしいコミュニティによって使用され、愛されている製品名を変更する場合はなおさらです。プロセスには考慮すべきことがたくさんあり、 その後に続く作業もたくさんあります。影響範囲も大きく、調整と支援を必要とします。当然、さまざまな反応もあります。

私たちは皆、1つのMarketing Cloudコミュニティです。変革を一緒に進めましょう。新しい名称をすぐに完全に歓迎できると感じても、あるいは慣れるまでに少し時間がかかっても、これらの変化が Marketing Cloud 全体像を理解するきっかけになればと思います。Marketing Cloudの変革に触れることで、Trailblazersのみなさんがマーケティングのキャリアパスを切り開き、夢の仕事(英語)を見つける手助けをする場所であってほしいと考えています。

すでにお伝えした通り、Marketing Cloudのビジョンである「あらゆる瞬間においてつながった関係」を実現するために最も重要なのは皆様です。

 

 

いつから変わるのか

まず、ウェブサイトやマーケティングからの発表、あるいはセールスチームからのお知らせに新しい製品名が反映され始めます。その後、製品のUI、ヘルプとトレーニング、カスタマーサクセス、サポート、外部認証の更新が始まります。

ログインアクセス、URL、その他インフラに関しては直ちに変更されません。

私たちのチームは、お客様の経験がスムーズであることを最優先に、慎重にこれらを計画し実行していきます。変更の際は随時皆様にできる限り情報を提供して参ります。


Marketing Cloudのこれからのイノベーション

Salesforce のイノベーションは、顧客中心のお客様のビジネス実現をゴールとし、そのためのソリューションの新しい機能、統合、およびインフラとしてのSalesforce Hyperforce(英語)に焦点を当て続けていきます。

これには、ConnectionsDreamforce2021(英語) で最近リリースしたもの、新しいSlack First Marketing(英語)アプリケーション、マーケティングとコマースにわたる Digital Intelligence(英語)、そして新しいパーソナライズされたデジタルヘルス体験(英語)が含まれます。

 

本日は、3つの新しいCustomer Data Platformイノベーションを発表しました。Streaming Insightsと Data Actions、Advanced Identity Resolution、Anonymous Profiles により、企業は「信頼できる唯一の情報源」をより強化することができます。

Marketing Cloud の今後のリリースでは、顧客データの統合とアクティベーション、インバウンドとアウトバウンドのリアルタイムなモーメントの連携、リードとアカウントのエンゲージメント、カスタマージャーニーのインテリジェントな最適化などをご紹介する予定です。

皆様が、顧客との関係におけるあらゆるモーメントをよりスムーズにつなげるためのジャーニーをこれからもご一緒できることを楽しみにしています。

 

 

 

 

 

EVP and GM, Salesforce Digital Experiences

Lidianeと彼女のチームは、Salesforceのお客様がシームレスな顧客体験を提供し、持続的なロイヤルティとビジネスの成長を促進するための支援を行っています。20年近い経験を持つリディアー二は、機械学習、企業のスケーラビリティ、消費者の生産性に関連する製品を市場に送り出し、チームを率いてきました。また、技術、経済、リーダーシップ、政策決定など、あらゆる分野の熱心な読書家であり、生涯学習者でもあります。

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