弊社は、社会貢献の取り組みとして、株式会社LDH JAPAN、および特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクールと協働し、2021年7月28日・8月3日・8月24日の3日間、オンラインのダンスワークショップ「みんなでつながろう! HELLO! HALO! プロジェクト」を開催しました。今回はその企画の目的や実際のワークショップの様子などについて、当日の写真などを交えて紹介したいと思います。

 

テクノロジーを活用し、子どもたちがオンラインでつながりダンスと触れ合う機会を!

Salesforceがなぜダンスワークショップを? そんな疑問をお持ちの方のために、まずは本企画の立ち上がった経緯から説明したいと思います。

きっかけは、弊社が過去に開催したイベントにLDH JAPAN所属アーティストのCrystal Kayさんにご出演いただいたことでした。そのご縁から、弊社代表取締役会長 兼 社長の小出伸一は、LDH JAPANチーフクリエイティブ・オフィサーのEXILE HIROさんをご紹介いただき、以来、ビジネスや社会貢献について語り合う機会を度々いただくようになったのです。

よく知られている通りHIROさんは、アーティストであると同時にLDH JAPANの創業者でもあります。2009年には自ら社内で社会貢献部を立ち上げ、各地の学校などを訪れて子どもたちにダンスを教えたり、被災地で支援を行ったりするなど、社会貢献活動に精力的に取り組んできた方です。

一方、弊社も創業時から、就業時間・株式・製品の各1%を社会に還元する「1-1-1モデル」を社会貢献の指針として掲げてきました。そして、その一環として力を入れて支援してきたのが、「STEAM教育」と呼ばれる、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Art)、数学(Mathematics)の分野を統合した教育の機会の提供です。弊社は、このSTEAM教育を通じて未来を担う子どもたちが21世紀型スキルを身につけ、未来へ羽ばたいて欲しいとの願いから、NPOと連携しさまざまな活動に取り組んできました。

その観点において、LDH JAPANのアーティストの皆さんの提供するパフォーマンスは、子どもたちの創造性や表現力を育み、未来への可能性を広げるきっかけとなり得る、まさにSTEAM教育における“芸術(Art)”です。コロナ禍によって、リアルに触れる機会を作るのは難しくても、テクノロジーを活用して、バーチャルにそうした場を提供することはできます。

そこで、2021年6月1日~4日にオンラインで開催したSalesforce Live Tokyo 2021において、HIROさん、そしてEXILE TETSUYAさんにご登壇いただいたのを機に、そのアフターイベントとして本企画を立ち上げました。

実際のワークショップにおける役割としては、EXILE ÜSAさん、EXILE TETSUYAさん、白濱亜嵐さん(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、片寄涼太さん(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、数原龍友さん(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、小森隼さん(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、佐野玲於さん(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、関口メンディーさん(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、中務裕太さん(GENERATIONS from EXILE TRIBE)が講師を引き受けてくださいました。

また、緊急事態宣言下、参加するお子さんたちを集め、安全にプログラムを行えるよう、全国16拠点の運営、企画のアレンジを担ってくださったのが、放課後NPOアフタースクールです。放課後NPOアフタースクールは、日本の放課後を安全で豊かなものにするために小学校施設を拠点に、放課後の時間を活用して地域社会と共に子どもを育てる「アフタースクールモデル」を日本の社会インフラにすることを目指し活動するNPOで、弊社では2016年より子どもの見守りボランティア、STEAM教育への助成、Salesforceの活用支援など、包括的な連携を続けてきました。(参考:放課後NPOアフタースクールへの新型コロナウイルス関連緊急支援のブログはこちら)放課後NPOアフタースクールのご協力がなければ、本企画は成立しませんでした。

そして弊社は、社員ボランティアによるオンライン・対面でのダンスサポートや、Salesforceを活用したオンラインコミュニティ「放課後STEAM」の提供など、子どもたちの表現活動の支援と企画の進行という役割を担当することになりました。

 

のべ299名の子どもたちが「HELLO! HALO!」ダンスを熱演!

そうした経緯でスタートした本企画。まずは7月28日と8月3日の2日間、ダンススクール「EXPG STUDIO TOKYO」(東京都目黒区)と全国16か所の「アフタースクール」にてオンラインダンスレッスンを実施しました。

 

7月28日のオンラインダンスレッスンの様子 

 

画面越しとはいえ、EXILE TETSUYAさん、中務裕太さん(GENERATIONS from EXILE TRIBE)の登場に、各拠点に集まったお子さんたちは大興奮!

 

8月3日のオンラインダンスレッスンの様子 

 

8月3日には中務裕太さん(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、白濱亜嵐さん(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、関口メンディーさん(GENERATIONS from EXILE TRIBE)が、「HELLO! HALO!」ダンスを楽しく、丁寧に教えてくださいました。

 

8月3日のオンラインダンスレッスンに参加する子どもたちとSalesforce社員 

 

ダンスの魅力やアーティストの皆さんの温かさに触れ、お子さんたちは真剣に、かつ楽しそうに練習を繰り返していました!

 

オンラインコミュニティ「放課後STEAM」での交流の様子 

 

練習後、弊社の社員ボランティアは、お子さんたちや放課後NPOアフタースクールのスタッフの方たちと、オンラインコミュニティ「放課後STEAM」上で交流を続けました。8月24日のオンラインダンス交流会までの1か月弱、多くのお子さんたちがアフタースクールや自宅で練習を重ねていたようです。

そしていよいよ交流会当日!

8月24日の交流会の様子

 

アーティストの皆さんから学んだこと、そしてその後の練習の成果を見せようと、一所懸命に踊るお子さんたち!

 


8月24日の交流会の様子

 

画面から伝わるお子さんたちの熱気に、アーティストの皆さんも全力のパフォーマンスで応じます!

 

8月24日交流会の集合写真

 

参加者は16拠点でのべ299名! ダンスを学ぶのは初めてというお子さんも多かったようですが、皆さん本当に上手に、そして楽しそうに「HELLO! HALO!」ダンスを披露してくれました。

EXILE ÜSAさんは、こんなメッセージで発表会の最後を締めくくってくださいました。

「みんなとお話しして、ダンスでつながれて楽しかったです! 全国にダンス仲間が増えてうれしかった! みんなは一人ひとり素敵な個性を持っています。心がワクワクすることを、これからたくさん探して、好きなことを見つけて、またみんなで一緒に躍りましょうね!」

ダンスに触れる機会を提供し、子どもたちの可能性を広げるきっかけを作りたい、という想いから始まった本企画。

緊急事態宣言下でも安全に開催することを第一に、弊社は主にテクノロジーを提供する立場で携わりましたが、ひとりでも多くのお子さんがオンラインでのアーティストの皆さんとの出会いや全国の各拠点とのコラボレーションを通じて、テクノロジーの持つ可能性や繋がりを体感し、将来につながるようななにかを感じ取ってくれていただけたなら嬉しく思います。

LDH JAPANおよび放課後NPOアフタースクールの皆さんのご尽力がなければ、決して実現できない夢の企画でした。この場を借りて、改めて厚く御礼申し上げます。(参考:放課後NPOアフタースクールの「みんなでつながろう! HELLO! HALO! プロジェクト」報告ブログはこちら